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月, 25 8月 2014 07:21

はじめてのカザフスタン

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この夏、初めてカザフスタンに行ってまいりました。
モンゴルを出発して、韓国を経由し、カザフスタンへ。
韓国からカザフスタンへのフライト時間はおよそ7時間。中国上空をぐわーっと超えてやっとこさ到着しました。
到着時間は現地時間の夜の21時を過ぎていて、あたりはすっかり暗くなってました。 
ちなみに、日本とカザフスタンの時差は3時間です。日本の方が早い。
 
到着したのはアルマタ(アルマティ)の空港です。
入管のところでは人がごった返し・・・韓国語とロシア語がたくさん聞こえてくる。
韓国とカザフスタンの間はビザの条件が緩和されたようで、たくさんの韓国人が来ていました。
それにしても、カザフ語が聞こえてこない・・・
 
周りを見回すと看板が。どの看板も、ロシア語とカザフ語が併記されてる。
カザフ語だけの看板がない。
 
荷物を受け取って、お迎えに来てくださった人たちとご挨拶。
アルマティのとある大学の大学院生さんたちが迎えに来てくださいました。
みなさん英語とロシア語がものすごく堪能。すごいなぁ~と思わず感心・・・。
これからどんな滞在になるんだろうと、ドキドキしながらバスに乗り、
その夜は宿泊予定先のカザフスタンホテルに向かったのでした。
 
↑明るいときに撮影したカザフスタンホテルの様子。
26階立てです。たかーい。
 
↑フロントでは美人のおねーさんが優しく(時に冷たく)お出迎え!英語・ロシア語・カザフ語対応。
 
今回滞在した場所は、カザフスタンのアルマタとその周辺地域。
アルマタはかつてカザフスタンの首都だった場所(現在の首都はアスタナ)で、とても大きな街です。
 
 
モンゴルでも見かける古いロシア式の建物があったり、東京にもあるようなやたら高いビル群があったりと、古いものと新しいものが入り混じった街。インフラ整備はしっかりされている印象を受けました。平日日中の交通量はかなり多く、渋滞もそれなりに。通勤ラッシュ時は結構な混雑になります。タクシーを捕まえるのも大変。
 
それにしても暑かった・・・カザフスタンに来る前にモンゴルにいたというのもあったんでしょうが・・・やたら日差しが強くて暑い。苦しい。日中35℃になったりすることもありました。ひえー。ダウンジャケットまで持っていったのに。まぬけ・・・。ウランバートルよりもずっと南に位置しているんですもの、当たり前ですよね。
 
ちなみに現地の人曰く、今年は5月6月頃から雨らしい雨が全然降っていないんだとか。こんなことは初めてと、みなさん不思議がっていました。おかげで滞在期間中はずっとお天気に恵まれましたが。
 
カザフスタンに到着した翌日、お世話になる人たちの大学とその付属博物館にいきました。
自己紹介をすることになったのですが、私はロシア語がさっぱりわからないので、カザフ語で。
すると、ものすごくびっくりされました。
 
「あなた、なんでカザフ語しゃべれるの?!カザフスタンに住んでいるカザフ人でさえ、カザフ語話せない人もいるのに・・・素晴らしいわ!すごくうれしい!」
 
「え?本当に日本人?中国のカザフ人じゃなくて?信じられない!」
 
なーんて言われてしまってびっくり・・・一部の人には手を握られて喜ばれました。
みんながすごくにこにこして話しかけてくれる。こんなに喜んでもらえるとは・・・。
 
カザフスタンの過去。以前ロシア人が今のカザフスタンの地にたくさん入ってきて、カザフ人の人口をはるかに超える数になってしまい、カザフ語よりもロシア語の方が使われるようになり、たくさんのカザフ人が母語を離せなくなったと言われています。そんな状況だったからこそ、自分の母語を話している外国人に驚いたのでしょう。彼らの笑顔をみて、自分もうれしくなってしまいました。
 
大学の付属博物館の中に入ると、カザフスタンの言語の複雑な状況がますます伝わってきました。
1936年に最初に建てられたというこちらの自然生物博物館。中の表記の詳しい説明の部分はほとんどロシア語でした。
何書いてあるのか全然わからない・・・。カザフの研究したいならロシア語もわかるようにならないと、と言われた意味をようやく理解した気分でした。
 
 
 
その日のお昼はウズベク料理屋へ。
ラグマンと呼ばれる麺料理を食べました。めっちゃおいしかった・・・。
 
 
カザフスタンは野菜と果物が豊富で、滞在中ずーっとおいしいものばかりいただきました。
さすが中央アジア。私の大好物の乾燥フルーツもたらふくいただきました。おかげで太った、太った、丸まった。
 
 
はじめてのカザフスタン。
見られるもの、話す人、食べるもの、生活の様子・・・これまで見てきたウルギーとは全然違う。でも、カザフ人の生活。
これからどんな滞在になるんだろうとわくわくしながら、その翌日からアルマタの中心部を離れ、
キルギス共和国との国境に位置する村へ向かったのでした。
 
つづく

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